Aさんはもともと喫煙者で、禁煙外来に通院されていました。
自覚症状はまったくありませんでしたが、会社の健康診断で血液検査で要再検査の結果が出たことを機に内科を受診することにしました。
喫煙の量が多いことから食道癌の可能性を示唆され、内視鏡検査を受けることを促されます。
日常生活も通常通り行い、就労もできていました。
紹介された病院で検査を受けると、食道癌の疑いがあるとのことで生検をした結果、扁平上皮癌であることが判明。転院して治療をうけることとなりました。
食道亜全摘術を施行し、以後は月に1回の通院でフォローしています。
初診の病院と、現在通院している病院が異なりますので、まずは初診病院にて「受診状況等証明書」を取得。その後は現在の様子を記載していただくため診断書を依頼しました。
診断書は「その他」を選択。がんの請求の場合は、どのような症状によって日常生活に支障が有るのかをよく見極めて診断書を選択することが重要です。Aさんは、再建に胃を利用しているため食事面での制限が非常に著しく、体力低下を招いていました。少し歩くだけでも息切れを起こしたり、体重も健康時と比較して10㎏以上減少していました。ダンピング症状がしんどいことや、全身衰弱による日常生活への支障について弊社にて資料を作成し、主治医の先生へ診断書作成をお願いしました。
体力が回復せず仕事も結局退職することとなり、就労への制限も大きく家族へ負担をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいだったとお話されていました。
医療機関からの証明書類をスムーズに入手することができ、無事申請することができました。
結果、障害厚生年金3級と認められました。
その後、更新も無事認められて、現在も3級を受給されています。